良好な友達関係を築くSSTの実施例|効果を高めるひと工夫も紹介
公開日: カテゴリー: SST
発達障害を持つ子どもにとっての友達関係は、「コミュニケーションが苦痛」「相手の気持ちを考えずに振る舞い、トラブルを繰り返す」など課題を感じ続けるテーマかもしれません。
友達関係は常に変化し、相手によって対応を変える柔軟性が求められます。こういった変化や柔軟性は、発達障害児が苦手としやすいテーマです。
しかし友達関係のトラブルはいじめや不登校につながる懸念があります。コミュニケーションの苦手は、大人になり仕事での人間関係にも影響を及ぼす可能性があります。問題が小さいうちにサポートし改善する支援が欠かせません。
この記事では小中学生の友達関係に焦点を当て、具体的なSSTのやり方を解説します。SSTの効果を高める指導項目や、もっと手軽に実施できるSST手法も紹介しました。
「何とかしてあげたい」と思う子どもたちをイメージしながら、最後までお読みください。きっと、子どもたちの友達関係を改善できるSSTのやり方が見つかります。
発達障害児が友達関係を苦手とする原因
発達障害を持つ子どもは、その特性により社会生活のさまざまな場面で課題に直面します。
とくに困りやすく、トラブルになりやすいのが友達との人間関係です。発達障害児に悪気があるわけではないものの、一般的には受け入れられがたい言動が周囲から怪訝な目で見られ疎まれる場面も多々あります。
はじめに発達障害の特性と、友達関係で困難な状況に直面しやすい原因を解説します。
◎ 発達障害とは
自閉スペクトラム症(ASD・自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(LD・学習障害)、チック症、吃音などを含む脳機能障害の総称。
生まれつきの特性だが、本人に合った環境を用意しサポートを続けることで障害の度合いは軽減できる。
社会性に課題があるため
子どもたちは日々、さまざまな場面に直面しながら社会性を習得していきます。
社会性とは道徳観や慣習、規範意識、他者への思いやりなど、私たちの生活を円滑に進めるための「暗黙の了解」ともいえるものです。
健常な子どもたちは場面を柔軟に理解し、試行錯誤しながら妥当な価値観を身につけていきます。
しかし発達障害のうちASDは、社会性の習得に困難をともなう場合があります。「暗黙知が苦手」「臨機応変な対応が苦手」などのASD特性が原因です。
◎ ASDに特徴的な行動
*ルールや時間を守れない
*思いやりを持った行動ができない
*挨拶(ごめんね/ありがとう)がいえない
*集中している友達にちょっかいを出す
ASDに特有の行動は、友達に「あの子と一緒に行動しても楽しくない」「いつも足を引っ張られる」と思わせやすく、友達との対人関係を難しくさせる場合があります。
コミュニケーションに課題があるため
発達障害のうち、ASDにはコミュニケーションに課題を持つ人もいます。
「そもそも他人に興味がなく、相手の気持ちを察するのが苦手」「場の空気が読めず流れに乗った会話ができない」などは、コミュニケーションに課題があるASDの行動特性です。
またADHDは「相手の話を集中して聞けない」「多動のためいるべき場所からすぐにいなくなってしまう」などの行動特性を持つ場合があります。
いずれも、本人より周りがコミュニケーションに難を感じる場合が多いのが特徴です。やがて周りが「一緒にいても面倒」「一緒に行動すると自分のやりたいことができない」と友達関係に疲弊してしまうケースが見られます。
また発達障害児は総じて「気持ちを言葉にする」「感情を相手に伝える」ことが苦手です。自分の気持ちが相手に伝わらないもどかしさとストレスから、友達関係に対する苦手意識を強めてしまう子どももいます。
発達障害は見た目からわかりにくいため誤解されやすい
ASDやADHD、LDには身体的な障害はありません。
見た目は健常者と変わらないのにコミュニケーションや対応に不自然さがあるため、周囲から誤解を受けやすく「変わり者」扱いされる場合があります。
本人も苦手意識や違和感を抱くものの、自分自身の気持ちを適切に表現できず助けを求める声になりにくい点も特徴です。
実際、ある調査では発達障害の子を持つ親の心配として以下の内容が挙げられていました。
*子どもが話さないので学校生活の様子がわからない
*コミュニケーションがうまくとれないために、いじめられないか心配
*いじめがもとで二次障害が起こらないか心配
参照:広汎性発達障害児をもつ母親が体験している困難と心理的支援|日本看護科学会誌
集団生活をしながら社会性やコミュニケーションスキルを学ぶ学齢期だからこそ、発達障害の子どもが抱く特有の課題の正しい把握が大切です。そして、子どもがストレスを感じやすい友達関係をSSTでサポートしていきましょう。
友達関係の課題を解決するSSTを実施する前に
「発達障害」と診断される子どもがASDとADHDなど複数の特性を持つ例が珍しくないように、発達障害の子どもが友達関係で直面する課題も単一的ではありません。
多くの友達関係の課題は、いくつかの要因が複合的にからみあって起きています。
課題を局所的に捉え、1つだけを解決しようとしても全体の改善は難しい点は押さえておく必要があります。
SSTを実施する子どもをよく観察し、課題とSSTにより伸ばしたいスキルを明確にした上で「継続的に反復して」の指導が大切です。
1回だけのSSTでは、成果が感じられないかもしれません。「1回で結果が出なくても当たり前」と鷹揚に構え、あきらめずに取り組みましょう。
【POINT】SSTは継続と反復が重要
奈良教育大学特別支援教育研究センターで実施したあるSSTの事例です。この事例では月1回ペースで半年間に渡り、8人の子ども(小学4年生~中学1年生)にSSTを実施しました。
作業療法士や医師をはじめとする、発達障害に関する専門知識を有するスタッフもかかわっています。結果、学校や友達関係で改善が見られる場面もあったものの、SSTの実施前後で統計的な有意差は顕出できなかったそうです。
評価の仕方や子どもと親、スタッフのかかわり方に課題が残ったと考察されてはいるものの、数回のSSTで顕著な改善がなくても落ち込む必要はないと励ましてくれる事例でもあります。
参照:友達とのかかわりが苦手な子どもに対するソーシャルスキルトレーニング(SST)の試み|奈良教育大学 特別支援教育研究センター
友達関係を改善するSSTのやり方<全5場面>
ここからは、発達障害児が「友達と円滑にコミュニケーションできるようになる」「友達関係のストレスを軽減する」ためのSST手法を5つ紹介します。
発達障害特性の表れ方によって、友達関係で直面する困難は変わります。子どものタイプに合わせて、最適な学びが得られるSSTを実施してあげてください。
関連記事:【遊びで学ぶ!】特別支援で使えるSSTのゲーム10選&SSTの活かし方
相手の話を聞かず、延々と自分の話をしてしまう子に対して
「おしゃべりが止まらない」「話すべきではない場面でも話しつづけてしまう」タイプに向けたSSTを紹介します。
このタイプの課題と、課題を引き起こしている原因は以下だと想定しました。
課題 | 相手の話を聞けない 相手が話したそうにしていても、自分の話ばかり続けてしまう ⇒ 友達ができない/周囲から疎まれる |
原因仮説 |
「自分が話し続けている」「自分の話が止まっていない」ことに自覚がない |
SSTで、おしゃべりを自分で制御できる状態を目指しましょう。
◎ おしゃべりを制御するSSTのやり方
1.一人あたりの持ち時間を決めておく
2.話し始めると同時にタイマーをON
3.持ち時間経過でアラームが鳴る
4.話し手が交代する
持ち時間終了をアラームが知らせるため、話を止めるタイミングに気付ける点がポイントです。もし本人が気付いていなかったら、気付きを促しましょう。
アラーム後はつぎの人が話しはじめるため、コミュニケーションには「相互の会話」が大切だと学べるSSTです。
注意が散漫で相手の話に集中できない子に対して
ASDやADHDには集中が苦手なタイプがいます。
散漫タイプの子どもの課題と、課題を引き起こしている原因は以下だと想定したSSTを紹介します。
課題 | ざわざわした場所では相手の話に集中できない 常に周囲に気を取られてしまい、話を聞けない ⇒ 休み時間に友達とおしゃべりできない/一人ぼっちになりやすい |
原因仮説 |
発達障害特有の散漫性 視覚・聴覚から入る雑多な情報に意識が向きやすい |
SSTで相手の話の内容をしっかり理解できる状態を目指しましょう。
◎ 相手の話を理解するSSTのやり方(1)
1.ボディーランゲージの存在と意味を教える(言葉以外からも意味情報は把握できる)
2.とくに注目してみるボディーランゲージを決める
3.話の内容をシェアし、理解度を確かめる
◎ 相手の話を理解するSSTのやり方(2)
1.話を聞く姿勢が相手に与える印象を教える(聞く態度が悪いと印象が悪い)
2.よい聞き方・悪い聞き方を映像や寸劇で見せる
3.どちらのほうが良い印象か話しあう
4.実践する
①は視覚から情報を得るのが得意な子どもに向いています。集中を向ける対象を意識的につくり、ほかの情報に散漫になるのを防ぐ狙いがあります。
②は自分の振る舞いを客観視するトレーニングにも役立ちます。普段の聞き方を録画し見てみるのもおすすめです。
誘いを断りたいのに、断れない子に対して
意志や気持ちを表現し伝えるのが苦手な発達障害の子どもは、誘いを断れないと悩む場合があります。
課題 | 受けたくない誘いを断れず、とりあえずOKを出してしまう 受けたくなかったため、約束を守らない ⇒ 友だちから信頼されない、友達が離れていく |
原因仮説 |
断り方を知らない 自分の思いを的確に伝える語彙を持たない |
発達障害で、友達が離れていく理由がわからず、お悩みの人は、一度自分の意志や気持ちを言えているのか確認をしてみてください。
ADHDやASDの特徴があっても、SSTをロープレを重ねれば改善される可能性があります。SSTの場では、断り方や断るセリフを具体的に教えましょう。
◎ 断り方を練習するSSTのやり方
1.対象者が「断りたい」と思うシーンをヒアリングする
2.場面別にさまざまな断り方を実演する
3.相手に意図が明確に伝わる断り方のポイントを教える
4.ロープレを通じて般化を促す
相手の気持ちを察知するのが苦手な発達障害児は、ともすると「嫌だ」「やりたくない」と単刀直入かつ一方的に意志を伝えがちです。
断り方を教える際は「相手の気持ちに配慮した言い方」も具体的に教えましょう。
関連記事:SSTでのロールプレイ実践方法|場面設定やシナリオ例、注意点も解説
自分の思い通りにいかず、周囲に当たり散らしてしまう子に対して
「かんしゃくを起こす」「感情を周囲にぶちまける」など、場合によっては周囲に危険を及ぼしかねないタイプに対するSSTを紹介します。
課題 | 嫌なことがあると周囲に当たり散らす モノに当たる場合もある ⇒ モノを投げてしまい、友達に当たる危険性がある |
原因仮説 |
感情のコントロールができない 感情は制御できること、また具体的な方法を知らない |
感情の爆発は衝動的におきるため、SSTはできるだけ落ち着いているタイミングで取り組みます。
◎ 感情を制御するSSTのやり方
1.イライラするきっかけを思い出させ、認識させる
2.怒りを感じたときのよい対応例と悪い対応を見比べ、感じ方を話しあう
3.感情は「気付き、対処できる」ことを教える
4.一人でできる、感情が高ぶったときの対処法を与える
感情が高ぶったときの対処法は、周囲に危害を与えない手段を教えましょう。「外に行き大きな声を出す」「校庭・体育館を走り回る」「一人になる場所に行く」などがおすすめです。
自分の発言が相手にどのように思われるか、無頓着な子に対して
発達障害の中には自己認知に課題がある子どももいます。相手からの見られ方に無頓着なあまり、独りよがりで誤解されやすい発言が多発し、友達から疎まれる場合があります。
課題 | 自分が周囲からどのように見られているか、気にしなさすぎる ⇒ 周囲が使う曖昧な言葉のニュアンス理解が難しい(嫌味を含む) ⇒ 誤解されやすい言葉を無頓着に使ってしまう |
原因仮説 |
言葉は人によって受け止め方が違うと知らない 言葉の本当の意味を学び、正しい使用が大切だと知らない |
言葉や語彙に関するスキルは、大人になっても使えます。よく使う言葉から正していきましょう。
◎ 言葉のスキルを伸ばすSSTのやり方
1.普段使う言葉を「マイナス・ネガティブなイメージの言葉」「プラス・ポジティブなイメージの言葉」の2種類にグループ分けする
2.マイナスグループは使わないルールにする
3.なぜ使ってはいけないのか、理由を教える
トレーニング対象者を観察すると、実際に頻繁に使う言葉がわかります。それらをメモしトレーニング題材とすると、より即効性の高いSSTになります。
関連記事:【年代別】ソーシャルスキルトレーニング(SST)の例8選|手順も解説
良い友達関係の構築にはSST以外の指導も大切
子どもたちの生活は、コミュニケーションの連続でできています。SSTでシチュエーションごとに最適な振る舞いを訓練しても、実生活のすべてを急激に改善するのは難しいのが現実です。
また私たちは振る舞いや発言のほか、「身だしなみ」「価値観」「ふとしたときの対応」などさまざまな観点から相手を判断します。
友達関係の改善には、SSTで訓練できる振る舞いや発言以外の要素も大切です。SSTの効果を高めるためにも、ソーシャルスキル以外の支援も同時に進めてみましょう。
支援員が心がけたいソーシャルスキル以外の指導ポイントを4つ、解説します。
特性を理解してくれる友達を一人つくる
友達関係を良くしたいといっても、いきなりクラス全員と仲良くするのは難しいはずです。
発達障害児の場合、まず一人だけで良いので仲良くしてくれる友達を見つけられるようサポートしましょう。
「仲良くしてくれる友達」とは、発達障害の特性を理解し上手に対応してくれる子です。一人でも良い関係を築ける友達ができると、発達障害児が友達付き合いの基本を学ぶ機会となります。
ただし、友達が発達障害児を一から十まで面倒を見る「クラスのお世話係」にならないように配慮が必要です。どの程度まで友達がサポートするのか、担任と相談しあらかじめ線引きしておきましょう。
困ったとき・助けてほしいときのアピール方法を教える
子どもたちは実生活で、SSTで練習した場面以外にも数多くのシチュエーションに遭遇します。なかには困るシーンもあるはずです。
困ったときのために助けを求める方法を教え、できるようにしておきましょう。いざという場面でどのように振る舞えばサポートが得られるのかを知っているだけで、発達障害児の安心感は高まります。
◎ 困ったときに助けを求める方法の一例
*忘れ物をしたら「先生に報告する」「友達に借りる」
*給食をこぼしてしまったら「雑巾で拭き取り、雑巾をキレイに洗ってから戻す」
*鼻血が出たら「先生に一声かけ保健室に行く」「保健委員を呼んでもらう」
*集合時間に遅れそうになったら「先生か一緒に行く友達にすぐ連絡する」
困ったときでも「助けを呼べた」「助けてもらえた」経験は自信になり、つぎもまた頑張ろうというレジリエンス(困難に負けない力)を育てます。
身だしなみを整える
発達障害児の中には、周囲からの見られ方や生活習慣に無頓着な子がいます。身だしなみに気を配らずだらしない格好をしていると友達から嫌がられやすいため、配慮して指導しましょう。
◎ 身だしなみ指導の例
*トイレの後・給食の前は手を洗い、ハンカチで拭き取る
*トイレの後はシャツをズボン・スカートにきちんとしまう
*体育の授業後は汗を拭き、髪を整える
身だしなみをチェックするタイミングと、すべき項目をセットにしてトレーニングしてみてください。
目につきやすい場所に項目を掲示し、鏡を添えてセルフチェックできるようにしておくのもおすすめです。
悪い友達に誘われないよう注意する
発達障害児の「断るのが苦手」「はっきり気持ちを伝えるのが苦手」という特性、あるいは判断力の鈍さや知的な遅れがあるケースを利用し、悪い誘いをする友達がいないとも限りません。
子どもたちの交友関係に注意し、トラブルに巻き込まれないよう気を付けましょう。
発達障害の本人は断ったつもりでも「しつこく付きまとわれる」「断った意図が通じていない」可能性もあります。支援員だけでは見守り切れないため、親も巻き込んで子どもたちの安全に気を配ってあげてください。
VRの導入で手軽にさまざまな場面のSSTを実現
SSTでコミュニケーションや友達関係の課題を改善するためには、頻度と反復、継続が大切です。
しかし人手やアイディアが不足し、十分なSSTを実施できないと悩む特別支援の現場も多いのではないでしょうか。
そこで、手軽にバリエーション豊富なSSTを実施できる「VRを使ったSST」を紹介します。
VRを使ったSSTとは
VRは「仮想現実(Virtual Reality)」を意味します。実際には現実ではないのに、限りなく現実に近い体験を得られる最新テクノロジーです。
VR世界には専用のVRゴーグルを着用し、入ります。視界360°に3D世界が広がり、本当に目の前に“その人”がいるような感覚を得られるのが特徴です。
SSTにもVRの導入が進んでおり、さまざまな課題に応じたトレーニング内容が提供されています。トレーニングを受ける人はVRゴーグルを付け、自分の課題に合ったVR教材でトレーニングを受けます。
発達障害児の注意を散漫にしやすい視覚と聴覚を現実世界から遮断するため、SSTに入り込んで集中しやすい点もメリットです。
VRを使ったSSTがおすすめの理由
SSTにVRがおすすめの理由は、2つあります。
準備の手間を削減しつつ、バリエーション豊富なSSTが可能になるため
VRを使ったSSTには、ロープレ台本もカードも、ディスカッションの役割分担も必要ありません。必要な準備はゴーグルを用意するだけです。
一方で、実施できるSSTのバリエーションは格段に増えます。たとえばSST用のVRとして人気の「Realize VR」には、日常生活を中心に300以上の場面が収録されています。
ゴーグルを出すだけで、300の場面設定ができるのはVRならではのメリットです。
支援員の負担を減らし、本当に必要なサポートの実施に時間を割けるようになります。
小学生から大人まで、さまざまな年齢・課題に対応可能
VRには、子どもから大人まで発達障害の人が社会で直面するさまざまな課題場面が収録されています。
友達関係はもちろん、学校や部活での困りごとや社会に出てから遭遇する場面もあります。
特別支援は、その子の人生や未来を見据えたサポートが大切です。「いま」直面している課題だけでなく、これから起こりうるさまざまな困難に対処できるスキルを身につけさせてあげたいとの希望にも応えるツールです。
没入感高くトレーニングに集中でき、手軽に高品質なSSTが実践できる「Realize VR」をまずは試してみてください。
支援現場で起きている困りごとのご相談も承ります。
まとめ
発達障害は「気持ちを察知するのが苦手」「臨機応変な対応がうまくできない」などの特性により、友達関係に課題を感じるケースがよく見られます。
とりわけ小学生から中学生にかけては、みんなと同じことが求められやすい年代でもあります。周りと同じようにできないことが多い発達障害児は、周囲から浮いた存在になりやすく友達とのかかわり方に悩みやすい時期です。
発達障害と思春期の特性を丁寧に踏まえ、適切なSSTで困難を解決するサポートをしていきましょう。すぐに結果が出なくても焦らず、じっくり繰り返し取り組む計画で進めることも大切です。
「SSTを手軽に・頻繁に実施したい」「実生活に即したさまざまなバリエーションのSSTをやりたい」、その希望はRealize VRが叶えます。
VRを使った最新のSSTのお問い合わせは、こちらから受け付けています。