Scratchで人気ゲーム制作者を目指そう!知識と技術を活かすオリジナルゲーム制作
Scratchはアニメーションやゲームの制作に向いた、初心者向けのプログラミング教材です。学びの教室では Scratchでゲーム制作を行いながら、子ども達のプログラミング技術を伸ばします。
講座内容は大きく2つに分けられます。
・第1回〜20回:学びの教室開発のゲームを使用し、ゲーム制作をとおしプログラミング技術を習得する
・第21回〜26回:各自がオリジナルゲームを考案し制作する
今回は第21回以降の内容を詳しく解説します。習得した知識を活かし、自分だけのゲーム制作を行います。制作をとおし、Scratchの学習効果を深く実感できます。
習得した技術を活かし自由にプログラミング
第21回以降は、自分自身でゲームを発案・制作します。技術と創造力の見せどころです。
第21回~26回の授業内容
第21回以降の授業内容は以下のとおりです。
第21回・22回:拡張機能を使ってみよう!
オリジナルゲームを作成する前に、Scratchのさらなる機能を学びます。角度など算数の知識も説明しながら、ペン機能を学習します。
第23回:オリジナルゲームをつくろう!せいと編
ゲーム作りのヒントとなる見本集を提示します。「移動しながらジャンプ」「空から雪が降る」「弾を発射する」など、ゲームに使えるアイディアが盛りだくさんです。これを活用し構想を練ります。
第24回:オリジナルゲームをつくろう!アイディア整理編/ルールとスプライトの整理編
ゲーム作成の手順を理解します。「アイディアを出す」→「ルールを決める」→「遊ぶ時の順番でルールを整理する」→「それぞれのルールの中身を練り込む」の順です。
第25回:オリジナルゲームをつくろう!作ろう!編
策定したルールごとに、どのようなブロックをどう並べるか考えます。一つ一つプログラムの動作を確認しながら進め、失敗を防ぎます。
第26回:作ったゲームを発表しよう!/Scratcherになろう!
完成後、共有して遊ぶ方法を理解します。Scratcherとはなにかも言及します。
知識を活用する頭の使い方
オリジナルゲームの制作で注目したいのは、その流れです。知識があるだけでは、制作には結びつきません。
最初はヒントに倣う形で案を出し、作りたいものをはっきりさせます。その上で、ルールや手順を決め、必要な知識を絞り込んでいくのです。この行程がしっかりと辿れれば、知識はより引き出しやすくなります。
オリジナルゲーム制作で身につく能力
Scratchの魅力は、自分自身で考えた作品を制作し発表できることです。オリジナルゲームの制作を行ってこそ、真価を発揮すると言えます。それは学習効果についても同じです。とくに次の2つの効果が制作から見出せます。
・自分で目標を構築し、それに向かい知識を活用・運用する能力
・学問を実践に移し、それを他人と共有・認められる経験
以下で詳しく説明します。
構成を考え必要な知識を引き出す
オリジナル作品を制作するには、自分自身で構成を考えなければなりません。構成を考えるには、手順があります。最初にやるべきは「どのようなゲームを作りたいか」コンセプトづくりです。これをもとに「ルールや手順の策定」をして、さらに「それぞれの中身を練り込む」という具体的な作業にしていきます。
この手順は論理的に物事を考えるときに役立ちます。また、子ども達は、今までの学んできた体験や知識を引き出しながら構成を考えるため、問題を解決する力も鍛えられるでしょう。
勉強を実践に活かし他人に認められる経験
講座の最後には、オリジナルゲームを公開する方法を学びます。これにより、世界中の人達に自分が作ったゲームを楽しんでもらえます。「学習が誰かを楽しませる」経験ができるのです。
Scratchには「Scratcher」という認証制度があります。制作での制作を十分にやりこみ、Scratchの発展に貢献した人に与えられる称号です。もしもScratcherになれるのであれば、それはプログラミングを学習する者にとって大きな自信になります。勉強を実践に活かしたことを、おおやけに認められる経験ができます。
このような経験をとおし、子ども達は学習が机上で完結しないことを学びます。それはプログラミングだけでなく、今後の学習すべてに生きる教訓となります。
さいごに
学びの教室ではScratchの第21回目以降の授業で、各自がオリジナルゲームの制作に取り組みます。
オリジナルゲームの制作は、習得した知識だけでは不可能です。ゲームの構成やルールを考え、中身を練っていく作業が必要です。このような頭の使い方により、子ども達は論理的思考力や問題解決能力を伸ばします。また、知識を実践に移す方法も体感します。
学びの教室では、ゲーム完成後、それを世界に公開するところまで指導します。作ったゲームをいろいろな人にプレイしてもらうことは、学習を実践に活かし、他人に認められる経験に繋がります。このような経験は、子ども達にとって学習が実践で活きる良い経験となります。
教材のご利用にご興味のある方:以下からお問い合わせください