組み立ても楽しいから続けられる！「アーテックロボ」の授業展開

公開日: 2022.07.17 　カテゴリー: Artec Robo /学びの教室

アーテックロボは、ブロックの組み立てからロボットプログラミングまでを楽しめる教材です。自分の力でロボットを組み立て、プログラミングで動かします。うまく動けば子ども達は大きな喜びを感じ、より強い学習意欲を持ち課題に取り組めます。

しかし、ロボットの組み立ては複雑な面もあり、プログラミングの内容も広い範囲が端的にまとめられているため、適切な指導がなければ挫折しかねません。

学びの教室では、論理的な思考力や問題解決能力など、子ども達の力を着実に伸ばす指導を行います。カリキュラムや授業の進め方を工夫することで、ロボット制作の全体像が理解でき、知識を活用し実践できます。

ここでは学びの教室の授業展開と、その特長をご説明します。

もの作りの楽しさが味わえる学びの教室のカリキュラム

学びの教室では、プログラミングの知識を生活や学問に結びつけ実践できるよう、多彩なロボットを制作します。丁寧なテキストと理解しやすい講座展開で、一つひとつ「なぜそう動くのか」「なにを目的としたプログラムか」を確認しながら進めます。
講座の流れは以下のとおりです。

第1回：ロボットプログラミングの目的や、アーテックロボの仕組み、ブロックプログラミングの方法を説明します。

第2回〜第8回：ロボット制作では「メインユニット」「センサー」「DCモーター」「サーボモーター」などの機能と、それを活かすロボットの組み立て方を学びます。プログラミングでは「繰り返し」「条件」「関数」「引数」などの基礎事項を確認します。

第9回～第16回：「なぜそう動くのか」「どんなプログラムが必要か」を考えながら、さまざまなロボットを制作します。ロボット制作・プログラミングとも、習得した知識を応用します。

第17回以降のカリキュラムも鋭意製作中です。
講座が進むにつれ複雑になりますが、その分ロボットの高度な動きを実現でき、楽しさを味わえます。

ロボット教育の効果を高めるカリキュラムの特長

学びの教室ではカリキュラムとテキストに工夫を凝らし、途中で挫折が起きない指導を心がけています。

ロボット制作・プログラミングとも習得した知識の実践が中心

ロボット制作はロボットパーツを揃えるところからスタートします。序盤こそ手数が少ない題材を扱うものの、すぐに本格的なものに変わります。第8回までにセンサー類・モーター類の役割とそれを活かす組み立て方を習得し、以降は知識を応用します。

プログラミングも同様です。序盤で基礎事項の確認を行い、すぐに実践に移ります。この教材はプログラミングの習得よりも、生活や学問での実践的な活用が目的だからです。Scratchなどの基礎教材に触れたことがあれば、操作方法はほとんど同じです。ロボットを作成したことにより、プログラミングで実現すべき動きを理解し取り組めるため、より理解が深まります。

着実な理解を促す段階的なテキスト構成

組み立てやプログラミングが難しいからこそ、テキストはわかりやすい構成を心がけています。以下がその流れです。

①ロボットの完成形と動作のミッションを提示
②組み立てに必要なロボットパーツを提示
③組み立て方を一つひとつ説明
④ロボットに搭載したセンサーやモーターの役割を説明（※1）
⑤ロボットを動かすための命令方法を考察
⑥プログラミングの具体的な方法を説明
⑦ステップアップ問題・チャレンジ問題で知識の定着を図り思考力を強化（※2）

全体像を理解した上でロボットを組み立て、「なぜそう動くのか」「なにを目的としたプログラムか」を認識して進められる構成です。着実な理解を促し、論理的思考力・問題解決能力を強化します。

※1）④は説明が必要な場合のみ
※2）制作するロボットの所要時間により、ステップアップ問題・チャレンジ問題を行わない講座もあります。

さいごに

学びの教室ではアーテックロボをわかりやすく指導するため、カリキュラムに工夫を凝らしています。序盤でロボットパーツの組み立て方やプログラミングの基礎をマスターし、本格的なロボット作りをとおし実践します。習得した知識が実践で活きることを実感できます。

授業を支えるテキストは、ロボットの制作工程を理解し組み立てられるよう、ロボットパーツの選定から丁寧に解説します。「ロボットがなぜそう動くのか」「なにを目的としたプログラムか」が理解でき、思考力の強化に繋がります。

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